診療部門のご案内

歯科・口腔外科

当科は1980年に病院開院と同時に開設し、一般歯科は言うに及ばず病院歯科の特徴を踏まえ、有病者および、入院患者様の歯科治療、顎顔面外傷をはじめとする口腔外科疾患、歯ならびの矯正、口腔インプラント、顎関節症など口腔全領域の診療を行っています。

医療スタッフのすべてが、日々皆様方から信頼されご満足いただける医療サービスを提供できるよう努力いたします。

本科の特徴

当科の最大の特徴はあらゆる年齢層の患者様の口腔全領域の診療です。一般歯科のみならず、口腔外科、小児歯科、矯正歯科、口腔インプラント、顎関節症、審美歯科、予防歯科などを行っております。
大阪大学歯学部第一口腔外科の関連病院になっております。
歯科衛生士の臨床研修施設で有ります。

診療案内

患者さんの症状に合わせて治療を行います。
事前に治療方針について説明・相談をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

歯科

虫歯の治療

虫歯は自然治癒しません。放っておけばどんどん進行する病気です。
できるだけ「痛みを抑えた」「歯を削る量の少ない」「歯の神経を残す」虫歯治療を目指します。

歯周病の治療

歯周病の直接の原因は歯周病菌であり、初期段階では自覚症状がほとんどありません。しかし痛みがないからといってそのまま放置しておくと、歯を支える組織がどんどん破壊され、やがて歯を失うことになる感染症です。
「歯茎が腫れている」「歯茎から血が出る」「口臭がきつい」など気になる症状がありましたら、お早めにご相談ください。

欠損部の治療

失ってしまった大切な歯の機能を補うための治療は主に3つあります。
人工歯根を埋め込むインプラント治療、自分で取り外しができる入れ歯治療、そして隣の歯を削って支台にするブリッジ治療です。それぞれの治療法にはメリット・デメリットがありますので、よく検討してご自分に合った治療法を選ぶことが大切です。

自費の治療

保険のものより丈夫で薄く温度の分かりやすい金属床義歯、見た目の良いセラミックのかぶせ物などを用いた治療。

口腔外科

親知らずの抜歯、歯の外傷や顎顔面骨折の治療、嚢胞、腫瘍などの手術に加えて、口腔感染症や顎関節疾患、全身疾患のある方の歯科治療なども行います。
短期入院(一泊二日)での親知らずの鎮静抜歯なども行っています。

主な対象疾患
親知らずなどの難抜歯、開窓術、過剰歯摘出術、智歯周囲炎、顎骨骨髄炎、歯性上顎洞炎、蜂窩織炎、歯牙脱臼、粘膜裂傷、顎関節症 など
矯正歯科

当科では、検査および分析をもとに、患者様一人一人に合った矯正歯科治療を提供できるように努めています。
また、通常の矯正歯科治療のみでの改善が難しいような患者様や、専門性の高い治療が必要となる患者様については、大学病院への紹介を行っております。

口腔インプラント

歯が抜けたままになっている方、入れ歯が合わなくて困っている方、今までの治療に不満な方、友紘会総合病院歯科インプラントセンターで行っている口腔インプラント治療を考えられてはいかがでしょうか。
手術は当院副院長で公益社団法人日本口腔インプラント学会認定専門医・指導医の涌本昇が行います。
45年の経験と約1000症例以上の口腔インプラント治療を行なっています。

歯科インプラントセンターの特徴

  • 高血圧症、糖尿病などの持病を持っておられる方も安心して手術を受けられます。
  • 怖がりの方、心配性の方は麻酔医の静脈内鎮静法によって快適に手術が受けられます。
  • 短期入院(2泊3日)も可能です。
審美歯科

歯本来の色に近づける専門的なクリーニング(PMTC)や保険治療で虫歯治療した銀歯が目立ち、口元が気になる場合や差し歯の歯茎付近が黒ずんで見えてしまうような場合に、セラミック冠などの白い詰め物や被せ物などを使用して、保険外診療で歯を白くしたり歯並びを整えて見た目や機能の回復をする治療を行います。
口腔内に銀歯など金属の被せ物・詰め物はありませんか?
失った歯を補う補綴 治療を行う際には、従来までは「銀歯」と呼ばれる金銀パラジウム合金の詰め物や被せ物が多く使われてきました。金銀パラジウム合金は強度が高く耐久性に優れており、かつ保険適用で安価に治療を行えます。しかし、その反面、お口の中で目立つだけでなく、「金属アレルギー」が健康な体に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、近年では金属を使用しない「メタルフリー治療」に注目が集まっています。
当院では、金属アレルギーのリスクがないメタルフリー(金属不使用)素材を使用し、天然歯に近い見た目や全身の健康に配慮した治療を行っています。口腔内の銀歯などの金属が気になる方は一度ご相談ください。

訪問歯科

通院が難しい方にご自宅や施設内で口腔ケアや歯科治療が行えます。
歯科衛生士とともに口腔衛生指導、口腔ケアも行い、口腔疾患の治療・予防及びQOL(生活の質)の向上を目指します。

こんなお口の悩みや症状をかかえていませんか?

  • 入れ歯が浮いたり、外れやすい。
  • 入れ歯で食事すると痛みがある。
  • 痛い歯がある。歯がグラグラする。
  • お口の中がうまく掃除できない。
  • 口臭が強い。
  • 食事に時間がかかる。うまく飲み込めない。
  • すぐむせてしまう。
  • 肺炎で発熱したことがある。

一つでも当てはまれば、歯科への受診をお勧めいたします。

通院が困難の方がご利用できます

ご自宅で介護を受けられている方・障がいをお持ちの方・老人ホーム入居者、障がい者施設入居者の皆様など、おひとりでの通院が困難な方が対象です。歯科医院に通院されるのとほぼ同じ治療が可能です。
ポータブル歯科ユニットを持参し、歯科医院でできる診療のほぼすべての治療を行うことができます。
当院では院内感染防止対策マニュアルを作成し、院内感染防止に努めています。さらに新型コロナウイルス感染症に対しても十分な配慮を行っています。
訪問診療をご希望の方は、歯科・口腔外科までお気軽にお申し込みください。

  • 移動用車いす
  • ポータブル歯科ユニット
口腔ケア

総合病院の歯科として他科の入院患者さんに対して歯科衛生士による口腔ケアを行っています。口腔ケアは発熱・肺炎のリスクを軽減し、早期退院につながります。
病院に入院されている多くの患者様は、様々な原因のため口腔の合併症(咀嚼障害・嚥下障害・口内炎・口腔乾燥など)により口腔機能が低下していることが多く、誤嚥性肺炎や低栄養となり全身的合併症が出現してくることがあります。そのため口腔機能の向上・維持が入院患者様にとって有用であり、口腔清掃や摂食嚥下リハビリテーションが必要です。
当院では病院歯科口腔外科の役割として、口腔外科疾患の治療だけでなく口腔機能を回復する目的で歯科治療から口腔機能リハビリテーションまでを行っています。入院患者様の口腔機能の低下により摂食・嚥下障害が生じると、誤嚥性肺炎を引き起こしたり、低栄養・脱水が起こったり、食べる楽しみも喪失してしまいます。こうした口腔の合併症が生じると薬品費の高騰、入院期間の延長にもなります。

積極的な口腔ケアを病院内で実施することは、歯科疾患や誤嚥性肺炎を予防するだけでなく、患者様の口腔機能を向上・維持させることができ、食べる機能を維持回復し、低栄養の防止や栄養改善、楽しみのある食生活の実現に貢献するものとなります。
口腔ケアの一つとして口腔清掃があります。当科ではスポンジブラシによる粘膜の刺激清掃、歯ブラシ・歯間ブラシによる歯の清掃、洗浄と吸引、保湿、義歯の清掃を行い、口腔内の細菌を減らすことを目指します。
また、摂食嚥下機能が低下している患者様に対しては、誤嚥性肺炎予防のため、口腔清掃の物理的刺激により嚥下中枢を賦活化させ、摂食機能訓練を実施します。

診察は予約制になっておりますので、お電話にてお申し込み下さい。
TEL:072-641-2810(歯科直通)
再診・通院中の方は必ずお電話にて予約をお取りください。
紹介状をお持ちの方は初・再診にかかわらず、お電話にて予約をお取りください。

診察スケジュール

9:00~12:00
13:30~16:00
17:00~18:30

担当医のご紹介

涌本 昇
涌本 昇

副院長

資格
歯学博士
日本口腔インプラント学会 専門医・指導医
厚生労働省歯科医師卒後研修指導医
行岡保健衛生学園講師
大原学園講師
臨床器材研究所理事
日本口腔インプラント学会認定委員
永末 智裕
永末 智裕

医員

資格
大阪大学博士(歯学)
野村 公子

医員

資格
日本口腔外科学会認定 専門医
日本口腔科学会認定医
歯科医師臨床研修指導歯科医
インフェクションコントロールドクター
大阪大学博士(歯学)
藤田 啓介
藤田 啓介

医員

中野 知帆

非常勤

スタッフ

来院される患者様に対して、いつも優しく、明るく、あたたかい対応を心がけています。

歯科衛生士(6名)
杉山 蓉子、山本麻紀子、山本 友代、後藤 結衣、貴島 徳誉、石田 成美
受付(1名)
白川 智美
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