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- 心臓血管外科
当科では心臓血管外科専門医が常勤し、大阪大学医学部付属病院の心臓血管外科学講座の関連施設の一員として大学と連携して大学からの非常勤医師の応援も得て診療に当たります。また友紘会グループの1つである東大阪市の河内総合病院心臓血管外科とも連携しております。
心臓血管外科では狭心症や心筋梗塞に代表される冠動脈疾患、心臓弁膜症、大動脈瘤などの大動脈疾患、さらに下肢の血管が詰まって歩けなくなる閉塞性動脈硬化症や下肢の静脈が瘤状に膨らんで足がだるくなる下肢静脈瘤などの末梢血管疾患を扱います。
このうち冠動脈疾患に対するバイパス手術(天皇陛下がこの手術を受けられて元気になられました)や心臓弁膜症に対する弁形成術(弁の修理)や人工弁置換術(弁の取り換え)、また大動脈瘤に対する破裂予防の人工血管置換手術やステントグラフト挿入術(カテーテルによる大血管内への人工血管挿入術)などの侵襲の大きな心臓大血管外科手術に関しましては、速やかに診断をつけた後、すぐ隣の阪大病院心臓血管外科に紹介して速やかに手術治療を受けて頂けるように連携しております。また手術後は友紘会病院に戻っていただいて、十分に回復し社会復帰できるまでリハビリ治療が行える体制をとっております。
下肢の血管に対する手術に関しましては、大阪大学心臓血管外科の末梢血管部門の先生方と連携して、下肢の血管の詰まりに対する人工血管によるバイパス術や下肢静脈瘤に対する手術などは当院で手術施行が可能です。
心臓疾患にしても下肢の血管疾患にしても、いきなり手術が必要なケースはまれです。当院では同じく11月1日より循環器専門医による検査治療も同時に始まります。心臓に問題がある患者さんも、下肢の血管に問題のある患者さんもまずは循環器科の先生と連携して詳しく検査、診断の上、まず薬物療法を試みます。これで改善が見られないときには循環器科でのカテーテル治療等の低侵襲治療が優先されます。これらでも改善が得られない場合、最後の手段として手術治療へと進みます。手術に関しましても最近では小さな傷で体への負担を少なくした低侵襲手術を選択するように心がけております。
当院では新病院移転に伴い、検査機器も一新し、最新鋭の心臓血管造影装置、320列マルチスライスCT、1.5テスラーMRI装置、心エコー診断装置を導入しました。これらの機器は高性能なためより少ない造影剤の使用で短時間での検査でより鮮明な画像が得られ、患者さんの負担が少なく精度の高い診断が可能になっております。
当院では循環器内科、心臓外科といった従来の内科、外科の枠を超え、患者さんに最適の治療を提供してゆきたいと考えております。
実際に自分が心臓や足の血管に問題があるかどうか患者さん自身が見極めるのは非常に困難です。まずは困ったときにはかかりつけの先生にご相談ください。心臓に関しましては胸が痛い、背中が痛い、何か胸がモヤモヤする、喉が詰まる感じがする、ドキドキして胸が苦しい、息切れがするなどどんな症状でもご相談ください。足に関しましても、長く歩くと足が痛む、途中で休憩しないと長く歩けない、足が冷えて困る、足の指の色が変だ,足が浮腫んでだるい等の症状でお困りの方はお気軽にご相談ください。
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13:00~16:00 | 光野 正孝 | - | 大竹 重彰 | - | - | - |
※担当医師は、予告なく変更される場合があります。
心臓血管外科部長
非常勤