患者さまへ

回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患又は大腿骨頚部骨折など患者さんに対して、
寝たきりを防止し、日常生活活動(食事、整容、更衣、排泄、入浴など)の能力を向上させることにより 自宅生活・社会生活への復帰を目的とし、 積極的な機能回復練習を含む集中的なリハビリテーションを行う病棟です。

当院では3室の個室を含め、51床の病床を用意しております。医師の指示に基づき、理学療法士、作業療法士、 言語聴覚士が患者様とともに最大3時間(9単位: 20分/単位)のリハビリテーションを行います。

※土日祝日も含めて365日リハビリテーションが提供できる体制を整えております。
※ 病状に合わせて運動頻度・強度・時間・治療内容を決定いたします。


対象疾患と入院期間

回復期リハビリテーション病棟は、入棟することができる対象の疾患や、入院期間が以下のように定められています。


当院の回復期リハビリテーションの特徴

1)急性期病棟や各診療科との緊密な連携

当院では急性期病棟を持つ総合病院の特性を活かし、万が一の体調不良時にも病院を転院することなく治療を行い、 跡切れることのないリハビリテーションを実施することが可能です(病状によっては院内で病棟を移動していただく必要があります)。 また多くの診療科を持つ特性を活かし、合併症などへの対応も可能です。

2)さまざまな職種との連携によるリハビリテーションの充実

患者様一人ひとりの状態や目標に合わせたリハビリテーションプログラムを、 医師をリーダーとした、看護師、ケアワーカー、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、 医療ソーシャルワーカー、薬剤師、管理栄養士などが、定期的なリハビリテーションカンファレンスを 行うことで情報を共有し、多角的かつ集中的なリハビリテーションを提供いたします。


3)目標に合わせた多種多様なリハビリテーションメニュー

病気の状態や目標は患者様一人ひとり異なることから、それぞれの患者様に合わせた、 テーラーメイドな(個別に仕立てた)リハビリテーションを心掛けています。 必要に応じて専門の担当療法士が自宅に訪問し、実際の生活の場面での移動や介護方法の提案・指導、 介護保険を使った住宅改修の提案などを行います。 また患者様の目標に合わせて、病院外の場所で、買い物などの家事動作練習を行ったり、 職場への移動手段の検討を現場で行ったりすることもあります。


4)早期からの積極的リハビリテーション

病状が安定すれば早期にベッドから出てリハビリテーション室での運動や、病棟での日常生活での練習をはじめます。 また自分ではまだうまく動かすことのできない手足の運動を補助する電気刺激装置や、 早期から安全に立ったり歩いたりする運動を支援するマシンなど、充実した設備を用意しています。


5)ご家族と一緒に進めるリハビリテーション

リハビリテーションを進めるには、患者様に一番近いご家族の方の支援が欠かせません。 当院ではリハビリテーションの見学を積極的に推奨しております。ご協力いただけるご家族様には、 患者様と一緒にできるリハビリテーションや運動を指導させていただいております。またご自宅へ退院される前には、 介護負担が軽減するように、介助方法や介護保険の利用方法などの説明も行っております。

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